トラベルアドバイザー HAJIME

元旅行会社勤務のHAJIMEです。 国内旅行を中心に旅行のちょっとしたアドバイスを書いて行こうと思います。 ちょっとしたことですが、知っているとかなりお得になると思いますよ。

旅行業って儲かるの・・・?

 バブルの時代には、旅行業界は大卒の就職希望先のベスト10に、JTBが入っていたり、ある意味人気商売でした。自分もそんな一人でした。

 確かに、その当時は社員旅行も社員全部でバス何台も貸し切って旅行に行くとか、打ち上げと称して旅行に行くとかありましたが、今やそんな時代ではなくなってしまいました。
 旅館の手配にしても、旅行会社に出向いて予約を取るというよりも、インターネットで予約(まあ、これも旅行会社が運営しているサイトなので、形態が変わったというんが正しいのですが・・・。)する。JRや航空券もインターネットで。

 自分が業界にいた頃とは、旅行業界の形態も大きく変わってしまいましたね。もちろん今でも、しっかりと顧客を掴み、営業をして以前と同じような形で利益をあげている会社もたくさんあるのですが。

 じゃあ、実際に旅行業者ってどの位の利益があるのでしょうか?
 自分がいた頃とは、多少違っているとは思いますが、旅行費用の10%程度の収益が標準的だと思います。

 本当に以前のようなバス何台口なんていう社員旅行もなくなってしまい、1団体で100万円を使う旅行なんて皆無なのではないでしょうか。例えあっても本当の利益は10万円程度ですからね。

 また、以前ではハウスエージェントと言って、大企業が子会社の旅行業者を作り、社員の出張や社員旅行、家族旅行などを取り扱っていたので、グループ会社内でお金を動かす事も出来たのですが、これまたインターネットの時代ですので、出張も少なくなり、宿泊を伴わない日帰り出張が多くなっているという話も聞きます。

 修学旅行も、以前は大量の人員が動き、参加者の減が少ないので、大手旅行会社が取り合ったものですが、今や子供の数も減っているので、それほど旨味のあるものではないのでしょうね。もう時効でしょうから、書くとすればバブル期には学校の修学旅行担当の先生が一言「夏休みに家族旅行に行きたいんだよな。」と言えば、宿泊クーポン券がそっと渡されたなんて話も聞いた事があります。そんな事をしてまでも利益も上がっていたし、逆を言えばそんな事をしないとライバルが多すぎて、取れない仕事だったんでしょうね。


 はっきりと言えば、そんなに儲かる業界ではないと思いますが、バスや航空券、ホテル等の法的整備がされて、適切な金額となっていると思うので、大きな利益も無いかわりに、しっかりとした地道な活動をしている会社は安定しているのだと思います。



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